先日放映されたNHKドキュメンタリー
「魂をひく ショパンコンクール」を観て、深く心を揺さぶられました。
若いピアニストたちが、限界まで自分と向き合いながら“自分だけのショパン”を探していく姿がとても印象的でした。
華やかな舞台の裏で、緊張や迷い、そして音に込める強い思いが丁寧に描かれていて、ひとつの演奏にここまでの時間と情熱が注がれていることに改めて胸が熱くなりました。
ステージに立つときのあの一瞬の集中力、
音が放たれる瞬間の凄み——
そのすべてが「魂をひく」というタイトルそのもの。
ショパンの音楽が、人をこれほどまでに奮い立たせ、救い、魅了させる。
見終わったあと、ショパンの魔力に取り憑かれました。