夏休み中から読み始めた「国宝」をよみおえました。
歌舞伎の世界を舞台に、ひとりの役者の人生が鮮烈に描かれているのですが、それは単なる芸の物語ではなく、人間の情熱、孤独、そして生きるということそのものに迫る物語でした。
主人公が「芸=人生」だと感じさせるシーンがあり、その場面で強く心を打たれました。大きな舞台に立つ人の覚悟は、読んでいるこちらにまで迫ってきます。
読み終えた後もしばらく余韻が残る一冊。
人生や情熱について考えたいときにおすすめです。
読み終えてしまい、寂しいのでもう一回読もうと思います。
もちろん映画も観に行く予定です。