追悼 小澤征爾先生

2024年02月11日 08:52
カテゴリ: プライベート

いつか訪れる日が来ると覚悟はしていましたが、世界的指揮者の小澤征爾先生が永眠されました。

公式ページより


【訃報】小澤征爾 逝去について 指揮者小澤征爾は、2月6日都内自宅にて安らかに永眠いたしました。享年88歳。死因は心不全でした。 故人の意思により、葬儀は近親者のみで執り行いました。 故人が生前賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせいたします。

最期はご自宅でご家族に見守られながら眠るように天に召されたとの事です。


1959年に第9回ブザンソン国際指揮者コンクールで第1位を獲得して以来、世界の楽壇において日本の指揮者の存在感を高めることに大きく貢献し、世界的な指揮者として名を馳せました。

カラヤンやバーンスタインにも認められ、日本人で唯一ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの指揮をした功績は偉大です。

誰に対しても気さくで、音楽家、舞台裏のスタッフへの態度も変わらず皆に敬愛されていたそうです。

20数年前、娘を抱っこして電車に乗車してた所、目の前に小澤征爾先生が座られました。
大変驚き固まってしまったところ、小澤征爾先生が笑顔で「赤ちゃん抱っこしてるの?」と話しかけてくださり、私の隣に移動して来られ20分ほど話しながら移動した出来事がありました。
終始「子供は可愛い、子供は未来の宝だ」という話をされて、「これから娘と蕎麦を食べに行くんだ。日本の蕎麦は美味しいね」と笑顔で降りて行かれたのが昨日の事のように思い出されます。

小澤征爾先生が伝えてくださった大切な宝物を次の世代へ伝えて行けたらと思います。

小澤征爾先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ボストン交響楽団の離任演奏会でのマーラーは歴史に残る事でしょう。

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